有栖川有栖、歌野晶午らによる江戸川乱歩オマージュ小説集『みんなの少年探偵団2』
江戸川乱歩生誕120年を記念して刊行され、話題になった「少年探偵」オマージュ小説集の第2弾企画、『みんなの少年探偵団2』が3月8日に発売。
有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明…子供時代、少年探偵団と怪人二十面相の息詰まる対決に胸を躍らせた過去を持つ豪華作家陣が集結。名手の手により懐かしの名作に新たな生命が吹き込まれる。豪華な解説陣と、懐かしのデザインを踏襲した装丁も見所の一つ。
「少年探偵」シリーズと双璧を成す「怪盗ルパン」シリーズのオマージュ小説『みんなの怪盗ルパン』も3月8日に同時刊行される。
■書籍紹介
大人気ミステリ作家5人が、ミステリの父〝江戸川乱歩〟に挑む! 江戸川乱歩没後50年を締めくくる、少年探偵団アンソロジー第2弾!
『みんなの少年探偵団2』 執筆者:有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明
【掲載作品】
□『未来人F』有栖川有栖
「未来人F」を名乗る新たな怪人が現れて予言や犯罪予告をした。日本は騒然・・・二十面相は歯噛み。未来人Fとは一体何者なのか?
□『五十年後の物語』歌野晶午
かつて「少年探偵団」ごっこをしていた中年男性たちが、旧友の葬式をきっかけに集まった。故人の思い出を語るうちに、秘密の「少年探偵団」の冒険が語られ・・・50年の時を経て、明らかになる旧友の事情。
□『闇からの予告状』大崎梢
小雪の祖母宅になんと怪人二十面相から、犯罪予告が届く。小雪が機転を利かせてなんとか窮地を脱したかのように見えたのだが・・・世代を超えた二十面相との対決が再び!
□『うつろう宝石』坂木司
少年から青年へと成長した小林少年。紋切り型の「二十面相VS明智探偵」に疑問も感じ始めている。そんななか起こった事件・・・小林少年が感じる、本当に怖いものとはなにか。
□『溶解人間』平山夢明
明智先生が海外の事件のため日本に不在のなか、人を溶かしてしまう世にも恐ろしい溶解人間が現れた。この事件には国家的な化学研究所が関係しているようだ。窮地に陥った小林少年たちを救ったのは意外にも・・・
■同時発売
世界一華麗で紳士な怪盗〝ルパン〟を現代を代表する作家が描くと、どのような世界になるのか――子供時代、怪盗ルパンに胸を躍らせた過去を持つ作家陣が集結し、「怪盗ルパン」のオマージュ小説に挑む!
『みんなの怪盗ルパン』(アンソロジー)
執筆者:小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえ