建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea" 10月16日より六本木で開催
ウォルト・ディズニー・コンサートホール（アメリカ・ロサンゼルス、2003） Image Courtesy of Gehry Partners,LLP
21_21 DESING SIGHT（東京ミッドタウン・ガーデン内）にて、10月16日より「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」が開催。世界的に活躍する建築家 フランク・ゲーリーの創造の原動力である「アイデア」に焦点をあて、アイデアが生まれる背景や完成までのプロセスを紹介する。 展覧会ディレクターには、エストニア国立博物館の設計や東京の新国立競技場基本構想国際デザイン競技のファイナリストとして国内外から評価の高い新進建築家 田根 剛を迎え、ゲーリーの「アイデアの力」に注目し展示を構成する。
■ 展示構成
【ゲーリーのマスターピース】
ゲーリーの代表作の外観と内観を撮りおろし映像で複数の画面に大きく投影。その空間を映像で体感する。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 （スペイン・ビルバオ、1997） FMGB Guggenheim Bilbao Museoa,2015 （photo: Erika Barahona Ede)
ルイ・ヴィトン財団（フランス・パリ、2014年） photo: Iwan Baan
【ゲーリー・ルーム】 ゲーリー自邸の映像に始まり、ゲーリーオフィスの部分再現やゲーリー自身のアイデアの原石となるような模型、建築家の日常を窺い知ることのできる写真などを通して、ひとりの人間としてのゲーリーの人物像に触れる。またゲーリーがデザインした椅子「ウイグル・サイド・チェア」、「ウイグル・スツール」に座ることもできる。
【アイデアの進展】 数々の模型とスケッチ、完成写真をプロジェクトごとに展示。
アイデアを試し、壊し、捨てながら、アイデアが形になっていくプロセスを紹介。
Image Courtesy of Gehry Partners,LLP
UTS ビジネススクール（オーストラリア・シドニー、2014）／ photo:Andrew Worssam
【アイデアの実現】
ゲーリーの建築を可能にした最先端の設計技術、ゲーリー・テクノロジー社のＢＩＭ用ソフト「デジタル・プロジェクト」と、ゲーリー建築に使用されている日本企業の発色チタンを展示するほか、建設現場写真のプロジェクションを通して、ゲーリーのアイデアが実現されるまでのプロセスを追う。
ゲーリー・テクノロジーズ社「デジタル・プロジェクト」／Image Courtesy of Gehry Partners, LLP
エイト・スプルース・ストリート（アメリカ・ニューヨーク、2011）／ Image Courtesy of Gehry Partners,LLP
フランク・ゲーリー（Frank Gehry)
Photo by John B. Carnett/Bonnier Corporation via Getty Images
カナダ・トロント育ち。1947年、家族とともにロサンゼルスに移住。1954年、南カリフォルニア大学より建築学士を取得後、ハーバード大学デザイン大学院で都市計画を学ぶ。 その後は建築家として50年に及ぶキャリアを積み、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地で公共及び民間の建造物を手掛けている。 主な仕事には、スペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館、カリフォルニア州ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール、ニューヨーク市のエイト・スプルース・ストリート・レジデンシャルタワー、フランス・パリのルイ・ヴィトン財団美術館など。建築中のプロジェクトにはフランス・アルルのＬＵＭＡ財団、ドイツ・ベルリンのディヴァン・オーケストラ、ミシシッピ州のオーア・オキーフ美術館、カリフォルニア州メンロパークの Facebook 西キャンパスなど。
【関連プログラム】
〇展覧会ディレクターによるギャラリートーク 10月17日（土）14:00～15:30
会場：21_21 DESIGN SIGHT 出演：田根 剛
〇スペシャルトーク「フランク・ゲーリー：アイデアとその仕事」
10月18日（日）14:00～15:30
会場：国立新美術館３階 講堂 出演：フランク・ゲーリー
会期：2015年10月16日（金）- 2016年2月7日（日）
休館日：火曜日（11月3日は開館）、年末年始（12月27日- 1月3日）
開館時間：10:00 - 19:00（入場は18:30まで）
入場料：一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料 会場：21_21 DESIGN SIGHT （東京ミッドタウン・ガーデン内）
港区赤坂9-7-6
※上記内容は予告なしに変更される場合があります。
