生命の本質をひも解く解説本『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』
「生化学」「物理学」「惑星科学」などの知識を用いて、宇宙から生命を総合的に研究する「アストロバイオロジー」。「宇宙生物学」と訳されるこの新しい学問には、地球生命の起源や進化についての謎の答えを導き出せる可能性がある。 日本初のアストロバイオロジー宇宙実験である、国際宇宙ステーションで行われている「たんぽぽ計画」の研究グループ代表・山岸明彦が、生命の本質に迫る。
地球最初の生命は、一体どこで生まれたのか──「海底の熱水噴出孔付近で誕生した」という研究者から、「陸地の温泉付近」、あるいは「宇宙から地球に運ばれてきた」という科学者まで、その見解はさまざま。
そのような生命に関するあらゆる謎を、2015年から国際宇宙ステーション「きぼ う」日本実験棟で行われている「たんぽぽ計画」(※)の研究グループ代表者が 、わかりやすく解説した一冊。
※たんぽぽ計画:宇宙空間を漂う微生物や有機物の捕集を試みる、日本初のアス トロバイオロジー宇宙実験。2015年5月から国際宇宙ステーション(ISS)「きぼ う」日本実験棟で行われている。
【著者プロフィール】 山岸明彦(やまぎし・あきひこ):東京薬科大学生命科学部応用生命科学科教授 。1953年、福井県生まれ。カリフォルニア大学バークレー校、カーネギー研究所 植物生理学部門の博士研究員を経て、現職。2015年から国際宇宙ステーション「 きぼう」日本実験棟で行われている研究「たんぽぽ計画」の代表を務める。
『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』 発売日:2015年9月25日(金) 著者:山岸明彦 定価:本体1,100円+税 体裁:四六判 ISBN:978-4-7976-7299-2 C0040 発行:集英社インターナショナル (発売:集英社) http://www.shueisha-int.co.jp/