宮西達也ワンダーランド展　ヘンテコリンな絵本の仲間たち　世田谷文学館・９月２３日まで

東京・世田谷文学館で絵本作家・宮西達也の初の大規模展覧会（２０１５年７月２５日～９月２３日）が開催中、夏休みの親子連れなど大勢のファンで賑わっている。

世田谷文学館会場・記念撮影コーナー

代表的キャラ「ティラノサウルス」や「ウルトラマン」の大きなオブジェ、人気キャラが登場するジオラマなども展示。

独特のタッチの絵と心温まるストーリーで知られる絵本作家・宮西達也（1956～）は、『おまえ　うまそうだな』（2003年）や『おとうさんはウルトラマン』（1996年）をはじめとする多くの絵本を世に送り続けている。

本展では、初めて文も絵も手掛けた絵本『どうしたのぶたくん』（1987年）の原画をはじめ、累計発行部数200万部を超えるヒット作「ティラノサウルスシリーズ」（ポプラ社）や、正義の味方がお父さんとして奮闘する「おとうさんはウルトラマンシリーズ」（学研教育出版）などの代表作を中心に、初期作品や秘蔵のラフスケッチなどを加えた250点余りを紹介。

特別企画として「ティラノサウルスシリーズ」と「おとうさんはウルトラマンシリーズ」の初コラボレーション作品「いとしのカラータイマー」を収録した展覧会限定図録やグッズを販売。

会期中は　世田谷文学館オリジナル企画として「おとうさんはウルトラマン」シリーズをもとにした館内スタンプラリーに参加（当日参加で参加費は無料。台紙がなくなり次第終了）したり、１階の「絵本コーナー」で氏の代表作を読むことができる。中学生以下入場無料。

展示室内の黄色やオレンジの壁のあちらこちらに宮西達也手描きのイラストが描かれているのも遊び心があって楽しい。

同展は今後、静岡・佐野美術館（２０１５年１０月３日（土）〜１１月２３日（月・祝）他巡回予定。