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『選挙』想田和弘が語るードキュメンタリー映画ハウツー本


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世界中の映画祭で喝采を浴びたドキュメンタリー映画『選挙』や『精神』。「観察映画」というユニークな手法を実践する気鋭の映画作家・想田和弘の最新刊『カメラを持て、町へ出よう 「観察映画」論』(知のトレッキング叢書)が、7月24日(金)に発売。

内容は、著者が東京・渋谷の映画美学校で行った5回の短期集中講座の内容を大幅に修正し、6構分に再構成したもの。ドキュメンタリー映画のハウツー以外に、表現分野に携わっている人、メディアの見かたを鍛えたい人などにも参考に出る一冊だ。

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「はじめに」より

本書で論じているのは僕自身の極私的な方法論ですが、特殊なものを深く掘り下げて行くと、普遍的な地平が開けることがあります。「観察映画」を作るときには、まさに僕はそれを狙っているのですが、本書の狙いも同じです。つまり、僕なりの方法論―世界をどう観て、どう受け止め、どう生きるか、を深く追究することによって、読者の皆さんそれぞれが「世界をどう観て、どう受け止め、どう生きるか」について考えるきっかけにしていただきたいのです。

内田樹さん推薦コメント

「想田さんのつくるものには生身の血が通っている。だから、彼の言葉は(映画も)脳にではなく、身体にしみてきます。」

【著者プロフィール】

想田和弘(そうだ かずひろ)

映画作家。1970年、栃木県生まれ。東京大学文学部卒。スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒。93年からニューヨーク在住

NHKなどのドキュメンタリー番組を手がけた後、台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。『選挙』『精神』『Peace』『演劇1』『演劇2』など受賞歴多数。

著書に『精神病とモザイク』(中央法規出版)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『演劇 vs. 映画』(岩波書店)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)、『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)、共著に『街場の憂国会議』(晶文社)、『原発、いのち、日本人』(集英社新書)など。

想田和弘OFFICIAL WEBSITE

『カメラを持て、町へ出よう 「観察映画」論』(知のトレッキング叢書)

想田和弘・著

2015年7月24日(金)発売

定価:本体1,300円+税


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