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カンボジア発の長編漫画「リングのうさぎ」とは?原作者Mashiroの秘密に迫る!

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カンボジアは東南アジアに位置する立憲君主制の民主主義国家。人口約1150万人で、90%のクメール人の他、中国系、ベトナム系、チャム族などの少数民族で構成されています。

9~15世紀カンボジア王国「アンコール時代」に建築された、アンコール・ワットやアンコール・トムなどの世界的な遺跡が残る一方、1975年から1979年の4年間、ポル・ポト政権下の元、何百人という人々が大虐殺されたという悲しい歴史があります。その名残で今でもカンボジアには年配の層が極端に少なく子ども達が極端に多いというのが現状があり、教育を行う知識人や機関も失ってしまっため、現在国の復興にとって教育は最も重要な課題のひとつとなっています。

そんなカンボジアで子供たちに向けて漫画を広め、伝えている日本人がいます。ペンネームMashiro事、磯部正広さんです。

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Mashiroさんは日本で漫画家を目指して活動、20歳のころには作品を大手出版社編集部に持ち込み、毎年新人漫画大賞では最終選考に残っていたといいます。

その後、地元の会社に就職してからは漫画を描くこともなくなり。30歳になる前にボランティア活動に目覚め、会社を休職して民間のボランティアNGOの活動に参加。

1992年、東南アジアのタイにあるラオス人難民キャンプで援助活動をしている際に、日本ではPKO法案が可決、カンボジアでは国連平和維持活動が始まり、自衛隊の初の海外カンボジアへの派遣が決定。ボランティア団体の事業拡大に伴いMashiroさんもカンボジアへと異動になりました。

カンボジアでは小学校の建設、絵本の出版、職業訓練所の開設などを行い、2010年にボランティア団体を離れて会社とNGOを自ら設立。活動も軌道にのり、昔の夢をかなえながら、同時にこの国で遅れている道徳教育とカンボジア人の漫画家育成を開始。現在は現地でカンボジア漫画家養成セミナー等を行っています。

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Mashiroというペンネームの由来は、カンボジアでは「正広(まさひろ)」が発音しにくく、よく「a」を飛ばされて呼ばれてしまうため、現地向けに「マシロー」というペンネームになったとの事。

「リングのうさぎ」の中では、毎巻マンガの中のワンシーンを取り上げ、巻末に「ワンポイント道徳教育」を連載。またポスターも作成して配布・掲示。

「カンボジアは特にみんながお札を粗末に扱ったり落書きが多いので、子供から教育したいです。」とMashiroさんは語ります。

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「私が子供のころには漫画からいろんなことを教わりました。カンボジアの子供や若者にもそういうメッセージを伝え、また、子供に夢を与えられるカンボジア人漫画家を育てていきたいです。」と語ってくれました。

漫画による国際貢献という風潮が拡大してきている昨今、カンボジアでのMashiroさんの活動が注目されてきています。 <作品一部紹介>

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物語はアンコールワット前の特設リングで行われる主人公サムナンとライバル、キム・フウとの決戦シーンから始まります。

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お互いの気迫がぶつかる死闘!

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物語が進むにつれ、さらなるライバルが登場・・・。

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物語を彩る登場キャラクター達。現在3巻までが出版、最新4巻は夏発行の予定です。

「リングのうさぎ」日本語版はMashiroさんのNGOのホームページの方でPDF版を無料ダウンロード可能です。

Mashiroさんのブログ

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